呉西地区交通まちづくり市民会議

公開講座「城端・氷見線と自宅 どうやってつなぐ」

講演する新田氏
        講演する新田氏

 呉西地区交通まちづくり市民会議は、となみ散居村ミュージアムと共催で11月24日、2024年度第二回交通まちづくり公開講座「城端・氷見線と自宅 どうやってつなぐ」を開催しました。

 城端線・氷見線再構築推進計画が今年2月に国の認定を受け、両線の利便性向上策が動き出したことから、市民会議では今年度、両線の将来の姿を知り、それを支えるフィーダー交通や末端交通のあるべき姿を考えようと、2回の講座を企画しました。第一回は8月10日に県城端線・氷見線再構築推進課長の黒﨑勇一氏を招いて、再構築計画の詳細を聞きました。

 第二回は、北陸信越運輸局自動車交通部旅客課長の新田明生氏が「地域に根ざした輸送サービス提供のために」と題して講演しました。新田氏は、地域公共交通がさまざまな分野に波及効果をもたらすクロスセクター効果について説明したうえで、道路運送法の改正を受けて各地で地域公共交通会議が組織され、交通事業者だけでなく行政や各種団体などが協力して地域の足を守っている事例を紹介しました。

事例発表
     事例発表で、左から新田氏、小幡氏、柿本氏、荒井氏

 さらに、交通空白地帯を解消するために導入された「公共ライドシェア」「日本版ライドシェア」や、無償運送が認められる範囲などを詳しく解説しました。国交省が、自治体や住民がそれぞれの地域に合った地域交通を自ら考え実現していくことに対して、積極的に支援していることを強調しました。

 事例発表は、砺波市企画政策課交通政策係長の小幡一詞氏、小矢部市生活環境課課長補佐の柿本悠希氏が乗り合いタクシーのチョイソコなどについて、南砺市政策推進課主幹交通政策係長の荒井昌宏氏が公共ライドシェア実証実験などについて説明し、会場からの質問にも答えました。

 これまで、3市の交通政策担当者が一堂に会し政策について発表する機会がほとんどなかったことから、「高校生の通学など市境を越えた移動の確保を、3市で連携して考えてほしい」などと活発な意見が出されました。

 講座は、ユーチューブでライブ配信しました。

※クリックすると、資料(PDF)などがご覧になれます。動画閲覧は、Google Chrome 、Safariがお薦めです。

【講座チラシ】
【新田氏PPT資料】【新田氏プロフィール】【「幹・枝・葉」地域総合交通体系考え方パンフ】
【事例発表 砺波市PPT資料】【同 小矢部市PPT資料】【同 南砺市PPT資料】

 【新田氏講演】                【事例発表】