富山ライトレール現地視察会
谷口博司指導官から話を聞く参加者
呉西地区交通まちづくり市民会議は9月25日、富山ライトレールを学ぶLRT学習会富山編を開催しました。
福井県のLRT視察会に続く企画で、20人が参加。富山市路面電車推進課の谷口博司指導官の説明を受けた後、実際に富山駅からポートラムに乗って岩瀬浜に向かい、LRT化で観光客が増えた港町の町並みを散策しました。
富山ライトレールに当初から一貫して関わってきた谷口氏は、北陸新幹線建設による駅舎工事に伴い、富山港線が長期間、運行休止を余儀なくされる可能性が出てきたことから、路面電車化と市内軌道に接続する南北一体化を計画。わずか3年間で路面電車を完成させ、駅舎工事に間に合わせたことなどを、詳しく紹介しました。
富山港線と市内軌道が接続する富山駅
運行本数増などで利便性が向上、通勤通学客の利用も順調に増えていることを説明したうえで、JR城端・氷見線LRT化検討にもふれ「新たな需要を発掘するぐらい気持ちが必要。相当の覚悟をもってやる必要がある」などと強調しました。
参加者らは国指定重要文化財の北前船廻船問屋・森家などを見学。JR城端・氷見線の活性化で、地域の未来に大きな可能性が広がることを実感していたようでした。
※【チラシ】 クリックすると、PDF版がダウンロードできます。