呉西地区交通まちづくり市民会議

城端線・氷見線LRT化に向けたLRT学習会富山編

LRT学習会

 7月のLRT学習会福井編に続いて10月4日、富山ライトレールなどについて学ぶLRT学習会富山編を、となみ散居村ミュージアムで開催しました。

 富山大学都市デザイン学部の本田豊教授が「さまざまなLRTのかたち」と題して、LRTに多様な方式があることなどを解説。富山ライトレールの整備に当初から一貫してかかわった富山市路面電車推進課の谷口博司指導官が「富山港線を路面電車化(LRT化)により再生した富山市の取り組みについて~ 開業から約14年経過した今、あらためて振り返る ~ 」と題して講演しました。

 本田教授はLRTについて、富山ライトレールのような低床式電車を走らせるだけでなく、既存の鉄道や路面電車を延伸・改良したり直通化するなどして、より利用しやすくするなど、さまざまな取り組みがなされていることを説明。特に中国では新幹線建設ブームがひと段落して、全国で世界に先駆けるような近代的なLRTが次々と整備されていることを紹介しました。

 2003年から富山駅周辺整備やLRT南北直通化などに関わってきた谷口指導官は、富山港線の路面電車化と南北直通化が実現した経緯について「新幹線と並行在来線の高架化工事の際、用地不足で富山港線の存続が危ぶまれたため、窮余の策として、路面電車化と市内軌道との接続案が考えられた」としたうえで、わずか3年で路面電車化を成し遂げた体験を詳しく話しました。

 富山港線は、路面電車化で一見、運行速度が遅くなり、1本当たりの乗車人数も少なくなりましたが、待ち時間を考慮した移動時間を比べると、運行本数増で逆に利便性が大きく向上し、利用客が大幅に増えた、とのことでした。また、公設民営の考え方を導入し、富山市と富山ライトレールの役割分担を明確にすることによって経営状況を安定化させ、関係機関等に路面電車化事業の重要性を説明し理解と協力を得るなど、短期間での開業に大変な苦労をしたことを語りました。

 JR城端・氷見線のLRT化について、JRなどの需要予測をもとに考えるのではなく「自分たちで知恵を絞って、需要を創ることが大切。その覚悟がなければ、LRT化などあり得ない」と強調し、受講者らは真剣に聴き入っていました。

 

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【本田氏プロフィール】 【資料】 【文字起こし】 【谷口氏プロフィール】【資料】 【文字起こし】
  

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