公開講座「城端・氷見線沿線一体の交通体系を考える」

「交通計画は生活圏や鉄道沿線単位で作るもの」と語る加藤氏
呉西地区交通まちづくり市民会議は、南砺市民大学と共催で9月2日、南砺市井波総合文化センターで2023年度第二回交通まちづくり公開講座「城端・氷見線沿線一体の交通体系を考える」を開催しました。
名古屋大学大学院教授で地域公共交通プロデューサーとして活躍する加藤博和氏が「複数市町での総合交通体系づくりをいかに進めるか ~鉄道など多数の交通機関を一体化し地域を支える『おでかけサービス』提供を目指して~」と題して講演。14市町村が統一した交通サービスを提供する南信州公共交通システムをはじめとした全国の先進事例や、基本となる考え方を紹介しました。
加藤氏は「交通計画は本来、生活圏や鉄道沿線単位で作るもの」としたうえで、「地域住民、自治体、事業者がいっしょになって、目的を明確にしながらきちん考えていくことが重要」と強調しました。

オンライン参加した有吉氏
質疑コーナーでは、南信州広域連合事務局で南信州公共交通システムを担当する有吉拓人氏がオンラインで参加しました。有吉氏は「乗り換えをする交通結節点を快適にして、利便性を向上することが重要」などとアドバイスしたほか、南信州地域で連携がうまくいった背景として「山間地のため市町村単独ではできないことが多いので、いっしょに施策を行う土壌が培われてきた」ことを挙げました。
講座は、YouTubeでライブ配信しました。
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